「虫よけにハッカ油!夏はハッカ油スプレー!」
など、テレビでもよく特集を組まれている人気者のハッカ油。今回は、「そもそもハッカ油とはなんなのか?」ということについて詳しくご紹介していきます。
ハッカ油とは?読み方は?
ハッカ油(はっかゆ)は、精油の一種です。「はっかゆ」と呼んでも「はっかあぶら」と呼んでも間違いではないですが、一般的には「はっかゆ」と呼ばれていることが多いです。
また、「セイヨウハッカ油」や、「ペパーミント油」とも呼ばれています。ハッカは英語で「Mint(ミント)」、イタリアやスペインなどのラテン語では「Mentha(メンタ)」、中国語では「薄荷 ボーフォァ」などと呼びます。
ハッカ油は何に使うの?
ハッカ油の主な成分はメントール。スーッとする成分で、市販されているものだと歯磨き粉やガム、お菓子、ドリンク、アイスクリーム、リップクリームなどの化粧品にもハッカ油が使われていますね。
一見ハッカ油が使われているなんてわからないような商品でも、成分表の部分に「ハッカ油」と記載があったりもしますので、わたしたちが思っている以上にハッカ油は身近なものなんですね。

こちらはドン・キホーテですごく人気があるシャンプーなんですが、「コンディショナー」の方の成分表をじっくり見てみると「ハッカ油」と記載してあるのがわかると思います。
また、現在は一般家庭でもハッカ油が広まっていて、お掃除や虫よけなどにハッカ油を使っている人が多くいます。ハッカ油の使用用途は本当に万能なもので、他にもお風呂に入れたりマスクに吹き付けたりして清涼感を楽しむ方法もあります。
ハッカ油の成分は?天然と合成ってどう違うの?
次に、ハッカ油の成分をササっとご紹介します。ハッカ油の代表的な成分は「ハッカ脳」というメントールを1番の主成分として、100種類の成分でできています。

ちなみに、天然のハッカは流通するのにコストがかかるので、現在ハッカ製品の約90%が合成ハッカを原材料としているそうですよ。
ハッカ油で人気の「株式会社北見ハッカ通商」が公開している「ハッカ油の成分」を見てみましょう。
- メントール:65~85%
- メントン:18~31%
- リモネン:1~5%
- αピネン、βピネン:0.5~2%
- 3‐オクタノール:1%
- d-イソメントン:1~11%
- d-ネオメントール:4~6%
- ピペリトン:1%
- d-プレゴン:1~11%
- その他
となっています。ハッカ成分のほとんどはメントールなんですね。
天然のハッカ成分で検出された「3-octanol(オクタノール)、isomenthone(イソメントン)、menthylacetate(メンチルアセテート)」などは天然ハッカ特有のものだそうですよ。
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ハッカ油の作り方 どうやって作ってるの?
ハッカ油を作るためには、「シソ目シソ科ハッカ属」の「ハッカソウ」の乾燥したものを、「水蒸気蒸留(すいじょうきじょうりゅう)」で取り出してつくります。
↓「水蒸気蒸留法」については、こちらの動画がわかりやすいと思います。

ハッカの全草の約1.3~1.6%くらいしかハッカ油は取れないそうです。ハッカ油はそんなに高価なものではないので「貴重なものだった」ということに驚きですよね。
ハッカ油とは何なのかについてのまとめ
ということで、ハッカ油とはなんなのかについてご説明してきました。

ハッカ油は1本あるだけで本当に色んな用途に使えます。だからこそ、わたしもハッカ油の便利さにはまってしまったんですよね。
このサイトでは、ハッカ油の使い方や用途別のハッカ油の選び方など、ハッカ油について熱く語っていく予定です。少しでも多くの人が、「ハッカ油って便利!教えてもらってよかった!」と思ってもらえるようなブログにしていきたいと思います。
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